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平成27年新年のご挨拶

新年のご挨拶

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(一社)北海道治山林道協会
 会長 若狹 靖

 新年あけましておめでとうございます。平成27年の新しい年を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

 会員の皆様をはじめ関係機関の方々には、日頃から当協会の事業推進にご支援ご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。本年が皆様にとって良い年となりますよう、心からお祈りいたします。

 さて、昨年は、8月20日未明に局地的集中豪雨により大規模な土砂崩れや土石流が発生し74人もの犠牲者を出した広島豪雨や、9月27日の御嶽山の突然の噴火では57人の犠牲者が出るなど、全国各地で山地に係る災害が多く発生しました。北海道でも、8月24日に宗谷管内礼文町などで「50年に1度」といわれる豪雨に見舞われ、土砂崩壊が発生し2名の尊い命が失われたことなど、全道各地で山地災害が発生したところです。
 被災された方々には、心よりご冥福をお祈りし、お見舞い申し上げますとともに、災害復旧にご尽力されております皆様には、心より敬意を表します。

 近年は、このような局地的な集中豪雨や深層崩壊などによる山地災害の発生リスクが高まっており、これらへの対策が喫緊の課題となっています。

 一方、昨年4月の消費税率引き上げによる影響などで、全国的に住宅建設の落ち込みが見られたものの、本道の林業・林産業については、製材の出荷量が前年を上回るなど道産木材の利用に少し明るい面も見られたところです。

 道では、森林の持つ様々な機能を持続的に発揮させる森づくりを進めるため、増加傾向にある土砂崩れ等の山地災害への対策を着実に進めるとともに、森林施業にともない産出される木材を安定的に供給するため、森林施業の集約化や低コスト化の基盤となる路網の整備など、様々な取組みを進めているところです。

 治山・林道事業は、国土の保全や森林整備の充実を図ることにより、「緑の国土の強靭化」や「強い林業づくり」を進めるために不可欠な重要な事業であります。
 当協会といたしましても、予算の確保や施策要望はもとより、事業の普及啓発や技術の向上などを図るため、市町村や森林組合等の担当者を対象とした、路網整備、治山事業や山地災害防止に関する研修会の開催などにも、北海道はじめ関係機関と連携・協力しながら積極的に取組んでまいりたいと考えております。引き続き皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 最後になりますが、皆様のご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

年頭のご挨拶   ―森林資源の循環利用による山村地域の活性化―

北海道水産林務部長
山崎 峰男


 平成27年の新春を迎え、謹んでごあいさつを申し上げます。

 昨年、我が国においては、4月に実施された消費税率の引上げの影響などにより、個人消費や住宅建設の落ち込みが見られたものの、本道の林業・木材産業については、製材の出荷量が前年を上回るなど概ね順調な一年でありました。

 このような中、本道では、中高層建築物などでの利用が期待されるCLT(直交集成板)の実用化に向けたモデル施設や木質バイオマスを原料とした大型発電施設の計画が進むとともに、トドマツの枝葉の抽出成分から芳香剤が生産されるなど、道産木材を利用する動きが着実に広がっていると実感できた1年でした。

 また、北海道発の「木育」は10年目を迎え、これまでの10年を見つめ、これからの10年を考える「木育ネクスト10」をはじめ、木製遊具で遊ぶ「木育ひろば」などのイベントが各地で開催され、多くの木育マイスターが活躍するなど、「木育」が家庭や学校など地域社会に浸透しつつあると感じております。

 本年は、森林の持つ様々な機能を将来にわたって持続的に発揮させる森林づくりを進めるため、クリーンラーチ等の優良種苗を安定的に供給できる体制づくりやエゾシカ森林被害対策に取り組むとともに、近年、北海道においても増加傾向にある土砂崩れ等の山地災害への対策を着実に進めてまいります。

 また、森林施業に伴い産出される木材を安定的に供給するため、森林施業の集約化や列状間伐の推進、基盤となる路網の整備などによる施業の低コスト化を図るほか、これを担う林業事業体・人材の育成・確保に取り組んでまいります。

 さらには、道産木材の需要をより一層拡大していくため、試験データの収集などによりCLTの早期実用化を目指すとともに、公共施設等の木造化・木質化や木質バイオマスの利用促進を図るほか、東京五輪施設での活用などに取り組んでまいります。

 本道では、今後、カラマツに引き続きトドマツ人工林が本格的な利用期に入ります。「植えて育てて、伐って使って、また植える」といった森林資源の循環利用を確立することで、活力ある地域づくりに貢献するとともに、豊かな森林をしっかりと未来に引き継いでいけるよう、全力を尽くしてまいる決意です。
 
 新しい年が、本道の林業、木材産業にとって、希望に満ちたより良い年となりますことを心から祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

年頭所感

北海道水産林務部林務局
治山課長 佐藤 浩吉

 新年あけましておめでとうございます。平成27年の新春を迎え謹んでご挨拶を申し上げます。また、北海道治山林道協会会員並びに関係の皆様には、平素より治山事業の推進等に多大なるご指導、ご協力をいただいておりますことを、改めまして厚くお礼申しあげます。

 昨年を振り返りますと、全国では広島県で8月の前線に伴う大雨により大きな被害が発生し、また道内でも同じ8月に宗谷管内礼文町で大雨による災害が発生するなど、全国及び全道各地で山地災害が発生しました。
 近年は、時間20mm以上の降雨の発生回数が増加傾向にあり、昨年9月には札幌、空知、胆振管内において道内で初めて「大雨特別警報」が発表され、札幌をはじめ12市町村約46万世帯約92万人に避難勧告が発令されるなど 道を含めて全国的に局所での集中的な豪雨や台風などの異常な気象現象が頻繁に起きている状況にあります。

 このような状況を踏まえ、治山事業担当者として、日頃からの心構えと情報の収集、迅速かつ適切な対応により早急な復旧対策を進めるとともに、適切な予防対策を進め山地災害に対する防災・減災を図っていかなければならないと考えております。

 さて、予算関係についてですが、昨年12月の衆議院選挙の影響で平成27年度予算と併せて経済対策とする平成26年度補正予算の閣議決定は本年にずれ込む形となりました。治山事業予算は年々減少傾向にありますが、近年の山地災害の発生状況等を踏まえ、限られた予算を効率的かつ効果的に執行し、地域の安全・安心を確保していく所存です。

 今年の事業実施にあたりましては、これまでの災害により荒廃した山地や森林の復旧はもとより、事前防災の観点から山地災害危険地対策や治山施設の老朽化対策などを積極的に実施し、災害の未然防止に努めてまいりたいと考えています。
 また、津波災害に備えるために、一昨年から学識経験者らによる検討委員会により津波減災に効果的な海岸防災林の新たな整備手法の検討を行ってまいりました。今年も引き続き、検討委員会における検討を踏まえ、津波減災機能を向上させる整備手法を確立し、海岸防災林の効果的な整備に努めてまいります。

 最後となりますが、会員並びに関係の皆様にとって今年も良い一年となりますよう、ご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

年頭のご挨拶

北海道水産林務部林務局森林整備課
路網整備担当課長 高橋 欣也

 平成27年の新春を迎え、謹んでご挨拶を申し上げます。北海道治山林道協会の会員及び関係の皆様には、日頃より森林整備事業、とりわけ林道事業の推進に多大なご支援・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 昨年の本道の林業・木材産業を振り返りますと、国の経済政策の推進により、緩やかな景気回復の動きが見られるなか、道産木材供給率が上昇するなど、人工林を主体とした森林資源の循環利用の広がりが実感できる一年でありました。

 そのような中、道では「人口減少対策」が大きな課題となっており、この大きな課題に対応していくため、地域の資源や特性を活かした就業の場や生活環境の確保など、様々な取組が求められています。
 特に、山村地域などにおいては、森林資源の循環利用を進めるとともに、林業・木材産業の成長産業化による地域経済の活性化や雇用の創出などが必要となります。

 林道関連としては、山村地域の生活道の機能も担う「林道」や、木材を運搬するトラックなどが利用する規格・構造が簡易な「林業専用道」などを、それぞれの役割や地形等に応じて適切に組み合わせて配置することで、林業の生産コストの低減を図るなどして、森林資源の循環利用を着実に進めて行く考えです。

 そのためには、森林施業の低コスト化を進め、路網整備を担う技術者の育成が重要となるため、昨年に引き続き、(一社)北海道治山林道協会と連携し、「路網・作業システム整備方針普及研修」や市町村や森林組合等の路網整備技術者を育成するための「路網整備技術者研修会(ワークショップ)」を開催し、路網と林業機械を組み合わせた効率的な作業システムの確立に向けた普及などに取り組むこととしております。

 また、林道事業における労働災害の防止を図るため、発注者たる市町村会員の皆様におかれましては、現場の安全管理の徹底等について施工者への指導・助言に努めていただくようお願いいたします。

 北海道は、全国の四分の一の森林面積を有し、二酸化炭素吸収や木材供給において大きな役割が期待されていますが、路網整備は、木材の効率的な搬出に不可欠であることに加え、山村地域の振興や災害時の避難路・迂回路などの多面的な役割も発揮することから、会員の皆様におかれましては、本道の路網整備に対しこれまで以上にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

 終わりに、会員並びに関係の皆様にとって今年が良い一年となりますとともに、ご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

平成25年度決算公告

○平成26年5月20日開催された、第10回通常総会において平成25年度の決算が承認されたので、公告する。

 一般社団法人 北海道治山林道協会
    会 長 若狹 靖

 ・貸借対照表

 ・正味財産増減計算書

治山事業100周年記念治山功労者表彰

 一般社団法人日本治山治水協会では、治山事業100周年を記念して、「治山事業百年史」や写真集「よみがえる国土」などの発刊をしてきましたが、この記念事業の一環として、治山事業の推進に顕著な功労のあった者や治山事業に関し特に有益な発明改良等技術の開発向上に功績のあった者に該当する個人及び団体を対象に、治山功労者として表彰することとしました。各都道府県協会からの推薦を受け、平成26年3月14日付けで、次の通り受賞者を決定し、4月9日に東京都(千代田区平河町海運クラブ)にて、表彰式が行われました。
 なお、北海道からは、新谷融北海道大学名誉教授と特定非営利活動法人北海道魚道研究会が、林野庁長官賞を受賞しました。おめでとうございます。

○農林水産大臣賞(敬称略)
 ・太田猛彦(埼玉県)
 ・新潟県治山ボランティアセンター(新潟県)
 ・日鐵住金建材株式会社(東京都)
 ・京都府木製治山施設調査研究会初代代表 青合幹夫(京都府)
○林野庁長官賞
 ・新谷融(北海道)
 ・特定非営利活動法人 北海道魚道研究会(北海道)
 ・一般社団法人 秋田県林業コンサルタント(秋田県)
 ・御前崎市海岸防災林保護管理組合(静岡県)
 ・鈴木隆司(愛知県)
 ・倉良重良(徳島県)
 ・江崎次夫(愛媛県)
 ・ロープネット・ロックボトル併用後方研究会会長 沖村孝(兵庫県)
○日本治山治水協会長賞
 ・米澤正(秋田県)
 ・特定非営利法人 庄内海岸のクロマツ林をたたえる会(山形県)
 ほか、14の個人・団体

(備考)治山事業は、明治44(1911)年に第一期治水事業として始められ、2011年に100周年を迎えた。

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