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令和3年新年のご挨拶

新年のご挨拶

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(一社)北海道治山林道協会
 会長 若狹 靖

 令和3年の新しい年を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
会員の皆様をはじめ、関係機関の方々には、日頃から当協会の事業推進にご支援、ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。

 昨年は、新型コロナの感染拡大に始まり、収束の兆しすら見えないままの年越しとなりました。道民、国民生活に甚大な制限と影響を及ぼしているところですが、治山事業、林道事業の推進については、コロナ禍の中でも比較的順調に進んでいるものと考えているところです。

 また、北海道においては、毎年のように続いてきた広範囲にわたる激甚な災害の発生もなく比較的平穏に経過し、平成30年に発生した北海道胆振東部地震災害の緊急対応個所の復旧対策にも、一定のめどがついた年となりました。

 一方で、全国的には、7月の台風10号による暴風雨被害に始まり、7月31日までの29日間にわたり継続した「令和2年7月豪雨災害」では、単位時間当たりの降水量の記録を次々に塗り替え、熊本県を中心に80名を超える死者が出るなど「特定非常災害」に指定される記録的な災害となりました。

 こうした全国で相次ぐ激甚な自然災害の発生を受けて、国では、令和2年度で終了する「防災・減災・国土強靭化のための3か年緊急対策」後の措置として「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」の実施を決定し、本年度の第3次補正予算に初年度分の経費が計上され、令和3年度当初予算と合わせて令和2年度を大きく上回る林野公共事業予算が確保されることとなりました。

 当協会といたしましても、令和3年度も引き続き荒廃山地の復旧・予防対策や海岸防災林の整備、流木被害防止対策などに集中的に取り組むことともに、新たな防災・減災、国土強靭化対策の着実な実施について、国等に強力に働きかけていく必要があると考えており、災害復旧対策の緊急性、重要性はもちろんのこと、山地災害の未然防止に向けた総合的な事前防災・減災対策の実施、さらには、災害に強い健全な森林づくりに必要不可欠な路網整備を担う林道事業の重要性を、あらためて痛感しているところです。

 いうまでもなく、治山・林道事業は国土の保全や、適切な森林整備を推進することにより、国民の生命・財産を守る、我が国の根幹を支える重要な公共事業です。当協会としても、これまで市町村の路網担当者を対象とした林内路網整備推進のための研修会を実施するとともに、治山、林道関係のセミナー、講演会を開催するなど、関係機関と一体となった取り組みを進めてきたところであり、広く道民に対する治山・林道事業の重要性の普及啓発活動や、国・道に対する予算の確保や施策の充実、災害復旧対策の推進についての要望活動などについても、より一層積極的に取り組んでまいりたいと考えています。

 結びになりますが、被災地域の早期復興と、コロナ禍の一日も早い終息を願いますとともに、本年が皆様にとって幸多い年となりますよう、心からお祈りし、新年のご挨拶と致します。

年頭所感

―ウィズ・コロナ社会における「百年先を見据えた森林づくり」―

北海道水産林務部長
佐藤 卓也


 令和三年の新春を迎え、謹んでご挨拶を申し上げます。

 昨年の本道林業・木材産業は、新型コロナウイルスの感染拡大により、大きな打撃を受けた一年でありました。

 世界的な経済活動の縮小により、製材をはじめとした木材製品の需要は大きく落ち込み、今なお本格的な回復が見通せないことから、関連企業の経営はもとより、適切な伐採や植林による計画的な森林整備への影響が懸念される状況にあります。
 道では、こうした影響を最小限に抑えるため、木材需要の動向や企業のニーズなどを踏まえ、経営支援、生産・流通体制の強化、需要の回復・創出などの必要な対応について検討を進め、原木の一時保管に要する経費や道産建築材の利用などに対して支援しているところです。

 厳しい状況に直面している本道の林業・木材産業ではありますが、昨年四月に開校した「北海道立北の森づくり専門学院」では、第一期生が知識や技術の習得に熱心に取り組むなど、担い手の育成・確保に向け新たな一歩が刻まれました。
 また、森林環境譲与税を活用した森林整備が市町村を主体に進められたほか、ICTを活用したスマート林業、コンテナ苗や優良種苗の安定供給、都市部などの中高層建築物への道産CLTの利用などを総合的に進める「北海道らしい林業イノベーション」の推進など、森林資源の循環利用の確立に向けた取組が積極的に展開された一年でもありました。

 本年は、伐採後の着実な植林をはじめ、トドマツ人工林資源を最大限に活用するための原木・製品の安定供給体制の構築や北の森づくり専門学院における人材の育成、さらには道産木材製品のブランド力強化による販路拡大など、川上から川下に至る施策を総合的に推進します。このほか、道庁ロビーの木質化を進め、「新北海道スタイル」に対応した「木を身近に感じる空間」として道産木材の普及PRに取り組んでいきます。
 また、一年延期とした第四十四回全国育樹祭について、多くの方々に安心して参加いただけるよう、感染予防対策を徹底した上で、十月九日、十日に皇族殿下をお迎えして開催し、将来にわたり森を守り育てていくことの大切さや、北海道発祥の木育を全国に発信してまいります。

 さらに、道民共通の財産である道有林では、公益的機能の発揮を図りながら計画的に人工林の伐採・再造林を進めるほか、ドローンによる森林資源の把握など、本道の森林づくりにおいて先導的な役割を果たしてまいります。

 道としては、森林資源の循環利用を推進し、林業・木材産業の成長産業化を着実に進めるとともに、森林の国土保全機能を高め、豪雨や地震等の自然災害から地域住民の生命・財産を保全するなど、百年先を見据え、北海道らしい豊かな森林を守り育てるために全力で取り組んでまいる決意です。

 新しい年が、本道の林業・木材産業にとって、夢と希望に満ちたより良い年となりますことを心から祈念するとともに、コロナ禍の一日も早い終息を願い、年頭のご挨拶とさせていただきます。

年頭のご挨拶

北海道水産林務部林務局
治山課長 飯田 宇之麿

 
 新年あけましておめでとうございます。
 令和3年の新春を迎え、謹んでご挨拶を申し上げます。
 また、北海道治山林道協会会員並びに関係の皆様には、平素より治山事業の推進等に多大なるご支援、ご協力をいただき、厚くお礼申しあげます。

 昨年は、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行する中ではありましたが、甚大な被害をもたらした胆振東部地震の復旧について、引き続き国や他県からの応援を受けるなどして着実に対策を進めた年でありました。
 また、昨年7月に全国各地で発生した一連の豪雨による山地災害は、過去10年間で最多の43都道府県が被災するという記録的な広域的な災害でありましたし、道内においても、8月に宗谷管内で観測史上最大の豪雨により32件の山地災害が発生するなど、昨年も異常な豪雨が多発する状況にありました。
 そのような中で、国は、国土強靱化3か年緊急対策に引き続き、来年度からの5年間を重点的・集中的に対策を講ずる「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」を閣議決定し、初年度となる令和3年度は、令和2年度第3次補正予算で対策を進めることとなりました。

 このような状況を踏まえまして、本年は、当初予算と令和2年度第3次補正予算を加えた15ヶ月予算により、胆振東部地震の復旧に関する治山激甚災害対策特別緊急事業や豪雨等による被災箇所の復旧治山事業などを集中的に実施するほか、河川上流における流木・土石流・山腹崩壊対策や海岸防災林の着実な整備、ICT等の新技術の導入促進、山地災害危険地区情報の地域住民への周知など、ハード対策とソフト対策を組み合わせた総合的な事前防災・減災による山地防災力の強化を推進するなど、引き続き地域の安全・安心な暮らしが守られるよう、自然災害に強い森林の整備・保全に向け、全力を尽くしてまいる考えです。

 新しい年が、会員並びに関係する皆様にとって良い一年となりますよう、心から祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

年頭のご挨拶

北海道水産林務部林務局森林整備課
路網整備担当課長 神馬 昭男

 
 令和3年の新春を迎え、謹んでお喜びを申し上げます。
(一社)北海道治山林道協会の会員及び関係の皆様には、日頃より森林整備事業とりわけ路網整備事業の推進に、ご協力とご理解をいただいておりますことに感謝申しあげます。

 平成30年に最大震度7を記録した北海道胆振東部地震から2年が過ぎ、林道施設等につきまして は、被災した323箇所のうち、被害規模の大きい69箇所について国の災害復旧事業を活用し、植林等の森林整備に必要となる箇所から優先して、道の技術職員を厚真町へ派遣するなど市町村への支援を行いながら、これまでに約9割の箇所が完了しております。
 令和3年度も、引き続き、計画的に復旧を進め、全ての箇所の完了に向けて取り組んでまいります。

 さて、道内の人工林資源が利用期を迎え、間伐などの森林施業を低コストで効率的に進めるとともに、木材を安定的に供給するためには、これらの基盤となる路網の整備が重要となります。 
 路網の整備を進めていく上で、測量設計業務は現地踏査や技術的判断など多くの労力や費用が必要な状況となっています。
 そのため、路網整備にかかる測量技術のICT化を進め、業務の効率化や簡素化を図るため、昨年、UAVレーザ等を活用した路網整備ワーキンググループを設置し、令和3年度についても引き続き取り組んでいくこととしています。
 
 また、市町村や森林組合、振興局職員の路網担当者が近年、新規採用者の増加を受けて若返っていることから、昨年は(一社)北海道治山林道協会と共催して路網整備技術者研修(設計・積算ワークショップ)を3回開催したほか、林道事業基礎研修を行い路網技術者の人材育成を図りました。
 
 さらに、今年度は北海道林道協会創立から70周年の節目の年であることから、林道事業の推進に御 功労された方の表彰や近年の20年間の林道事業を振り返る座談会などの記念行事が行われました。
 また、日本林道協会も創立70周年の年であり、北海道から(一社)北海道治山林道協会長の若狹会長 が農林水産大臣賞、北海道森林土木設計協会前事務局長の中村教雄さんが林道功績者として表彰されました。
 コロナ禍の中、一堂に会して祝宴をすることがかないませんでしたが、受賞された皆様に心よりお祝い申しあげます。
 
 最後になりますが、引き続き、被災地域の着実な復旧に取り組むとともに、木材を安定的に供給し森林の有する多面的機能を持続的に発揮していくために路網整備を進めてまいりますので、森林整備に対するご理解とご協力を重ねてお願い申しあげますとともに、会員並びに関係する皆様方のご健勝とご多幸を祈念し年頭の挨拶とさせていただきます。