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平成29年新年のご挨拶

新年のご挨拶

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(一社)北海道治山林道協会
 会長 若狹 靖

 平成29年の新しい年を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
会員の皆様をはじめ、関係機関の方々には、日頃から当協会の事業推進にご支援、ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。本年が皆様にとって良い年となりますよう、心からお祈り致します。

 さて、世界的な経済情勢、政治情勢の不透明がますます高まる中、国においては「林業の成長産業化」と「森林吸収源対策の推進」を柱に各施策を推進することとしており、北海道においても、森林資源の循環利用による林業・木材産業の成長産業化を積極的に進めることとしていますが、北海道においては、まだまだ厳しい状況が続いているものと考えています。

 このような中、昨年は、本道におきまして相次ぐ台風の上陸、接近によるこれまで経験したことのない豪雨や暴風による災害が発生し、山地被害で44億円、林道被害で14億円など、合せて69億円を超える近年にない甚大な林業被害が発生しました。また全国的にも、4月の熊本地震災害をはじめ集中豪雨などによる大きな災害が多発した年となったところです。
 災害復旧対策の緊急性、重要性はもちろんのこと、山地災害の未然防止に向けた総合的な事前防災・減災対策の実施、さらには、災害に強い健全な森林づくりに必要不可欠な路網整備を担う林道事業の重要性を強く再認識させられる一年であったと考えているところです。

 いうまでもなく、治山・林道事業は国土の保全や、森林整備の充実を図ることにより、国民の生命・財産を守る、我が国の根幹を支える重要な公共事業です。
 当協会としても、これまで市町村の路網担当者を対象とした「林業専用道」の整備推進のための研修会(ワークショップ等)を開催するなど、関係機関と一体となった取り組みを進めてきたところであり、広く道民に対する治山・林道事業の重要性の普及啓発活動や、国・道に対する予算の確保・施策の充実についての要望活動などについても、より一層積極的に取り組んで参りたいと考えています。

 最後になりますが、皆様の本年のご多幸をお祈りいたしまして、新年のご挨拶と致します。

年頭所感

―林業・木材産業の成長産業化の実現による百年先を見据えた森林づくり―

北海道水産林務部長
小野寺 勝広


 平成二十九年の新春を迎え、謹んでごあいさつを申し上げます。

 昨年を振り返りますと、八月以降、本道に相次いで上陸・接近した台風に伴う記録的な豪雨と暴風は、道内各地の道路や河川、鉄路に加え、農林水産業に甚大な被害をもたらし、林業関係では、治山施設や森林内の路網、木材加工施設が被災するとともに、風倒木が発生し、現在、住民の安全・安心な暮らしや地域の林業・木材産業の振興に支障が生じないよう、全力を挙げて復旧対策に取り組んでいるところです。

 さて、昨年の本道林業・木材産業は、道産CLTの早期実用化や二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機とした道産木材の活用促進、木質バイオマス発電施設の稼働に伴う林地未利用材の利用拡大や、クリーンラーチ等の優良種苗の確保と安定供給対策が進むなど、森林資源の循環利用をより着実に進めていくための取組が積極的に展開された一年でした。

 本年は、こうした林業・木材産業の成長産業化に向けた動きを加速させるため、「森林資源の循環利用の推進」に加え、こうした取組を下支えする道民理解の促進に向けた「木育の推進」の2つを柱として、昨年改正した北海道森林づくり条例に基づき、「北海道森林づくり基本計画」や「道有林基本計画」を改定します。

 改定にあたっては、伐採後の着実な再造林、森林施業の低コスト化の推進などによる原木の安定供給体制の構築、森林づくりを担う林業事業体の育成、地域材の需要拡大・創出といった川上から川下に至る施策に一体的に取り組むとともに、森林づくりを道民全体で支える気運を高めるため、北海道発祥の取組として地域に定着しつつある木育の活動を全道に広げ、森林づくりに対する理解を促進していく考えです。

 さらに、道内に約六〇万ヘクタールの森林を有し、道民共通の財産である道有林では、水源かん養や山地災害の防止など森林の持つ公益的機能の発揮を図りながら、個人が所有する私有林や国有林と所管を越えて一体となって、植林や間伐等の森林施業の低コスト化や地域材の安定供給等に率先して取り組んでいく考えです。

 新たな計画がスタートする本年は、森林資源の循環利用による林業・木材産業の成長産業化をさらに一歩前進させる重要な年と位置付けており、適切な森林の整備と道産木材の安定供給を一層進めるとともに、山地災害等から地域住民の暮らしを守るための森林の防災・減災機能をより強化し、百年先を見据えた北海道らしい豊かな森林づくりを道民の皆様とともに一体となって進めていけるよう、全力を尽くしてまいる決意です。

 新しい年が、本道の林業、木材産業にとって、希望に満ちたより良い年となりますことを心から祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

年頭のご挨拶

北海道水産林務部林務局
治山課長 小林 勝司

 新年あけましておめでとうございます。
 平成29年の新春を迎え謹んでご挨拶を申し上げます。
 また、北海道治山林道協会会員並びに関係の皆様には、平素より治山事業の推進等に多大なるご支援、ご協力をいただき、厚くお礼申しあげます。

 近年、大規模地震や局所的な豪雨などにより、これまでに無い甚大な災害が頻発しています。四方を海に囲まれ、広大な森林面積をもつ本道においては、森林の山地災害防止や津波被害軽減機能に対する道民の期待が高まっており、地域の安全なくらしを確保する治山事業の重要性も益々高まっているところです。

 こうした中、昨年を振り返りますと、全国では4月に発生した熊本地震をはじめ、記録的な豪雨や地震により列島各地で大きな被害が発生しました。
 道内においても、観測史上初めて3つの台風が連続して上陸し、その後も引き続いて台風、低気圧が接近したことにより、全道各地で近年類を見ない激甚な山地災害が発生するとともに、十勝地方を中心に大規模な風倒被害ももたらしたところです。

 このような状況を踏まえまして、今年の治山事業の実施にあたりましては、災害により発生した崩壊山地や森林を確実に復旧するとともに、山地災害の未然防止に向け、緊急予防治山事業などによる重点的な予防対策、山地災害危険地区の見直しや地域との山地防災情報共有体制の整備に取り組み、ハード対策とソフト対策を組み合わせた総合的な事前防災・減災による国土強靱化を推進してまいる考えです。

 また、道内の防風保安林については高齢で過密化した林分が多く、保安林機能の低下が懸念されていることから、適切な更新手法の確立に向けた検討を進めているところであり、今後、検討結果を踏まえ計画的に整備を進めるとともに、津波災害に強い海岸防災林の整備にも着実に取り組んでまいる考えです。

 本年は北海道で治山事業を開始して70年の節目を迎えます。先人達が築き上げてきた技術をしっかりと受け止め、将来につなげていけるよう確実に伝承し、地域の安全な暮らしを守るため、自然災害に強い森林の整備・保全にむけて皆様と一体となって進めていけるよう、全力を尽くしてまいる考えです。
 新しい年が、会員並びに関係する皆様にとって良い一年となりますよう、心から祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

年頭のご挨拶

北海道水産林務部林務局森林整備課
路網整備担当課長 千葉 和夫

 平成29年の新春を迎え、謹んでご挨拶を申し上げます。
 (一社)北海道治山林道協会の会員及び関係の皆様には、日頃より森林整備事業、とりわけ林道事業の推進に多大なご支援・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 昨年を振り返りますと、本道では、8月16日以降、台風7号、11号、9号、10号が相次いで上陸するなど、今までに経験のない大雨や暴風などにより、道内各地で極めて甚大な被害が発生したところであり、林道施設では、日高、上川など9振興局管内で422箇所13億8千万円の被害が発生したことから、植林や間伐などの森林施業や木材の搬出に支障が生じないよう、災害復旧事業の早期復旧に向けて市町村とも連携して取組を進めているところです。

 道内の人工林資源が利用期を迎える中、森林整備の基盤となる路網の整備は大変重要であり、効率的な森林施業を実施する上で幹線となる「林道」は、地域住民の身近な生活道路や災害時の迂回路としての役割も果たしており、また、幹線の林道から伸びる支線として、規格・構造が簡易な「林業専用道」の整備も進めるなど、それぞれの役割に応じたネットワークの整備に引き続き取り組みます。

 路網の整備を進める中では、利用者の方々から規格などについてご意見を頂くこともあり、このことから、昨年は「林業専用道」の規格・構造について、本道の実情に即した見直しを行い、冬期間に森林施業を行う区間については除雪作業なども考慮して、幅員を3.5メートルから4メートルに広げるとともに、勾配や曲線半径を緩和するなど、大型トラック等の通行の安全性や利便性の向上を図るよう「林業専用道作設指針」を改正したところであり、今後とも、林道施設を管理されている会員の皆様方などからのご意見を参考にするなど、より一層、安全性や利便性が向上するよう効率的な路網整備に向けた「北海道スタンダード」の確立に向けて取り組んでまいります。

 また、本年は、昨年改正した北海道森林づくり条例に基づく「北海道森林づくり基本計画」の改正も予定されており、国が平成28年度中に策定を進めている新たな「民有林林道網整備計画」に係る本道の整備計画では、森林資源の循環利用を重視する森林を中心に重点的に路網の整備を進めていくなど、条例改正の趣旨も反映させた計画内容とし、地域森林計画や市町村森林整備計画などと整合性を図りながら、計画的な路網整備を推進する考えです。

 このためには、路網整備を担う技術者の育成が重要な課題と考えており、市町村や森林組合の職員の方々を対象に、貴協会にもご協力を頂きながら、本年の開催を予定しております「路網関係職員セミナー」や「路網整備技術者研修会(ワークショップ)」などにより、林道の設計・積算に関する知識や技術の習得に向けた各種の研修会や現地検討会の開催などにより、技術の継承を図りたいと考えておりますので、今後ともご協力を賜りますようお願い致します。

 終わりに、会員並びに関係する皆様方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。